イタリア留学3週間目
そんなこんなであっという間に3週間がたった。
相変わらずボキャブラリーは少ないものの、最低限の形容詞を覚えたため表現の幅が広がってきた気がする。
今週からRobertaがvacanzaのため、代わりにNicoloという男性の先生が来た。
多分年下だと思うが、ゆっくりとした優しい口調に低音ボイスが加わり、ちょっとくらっとした。
今週のNicoloの授業は、イタリア人の暮らし、休暇、住居、食材、料理、店での買い物の仕方などについて。
一通りイタリアについて学んだ後、
「イタリアではこうだけど、あなたたちの国ではどう?」
どんな家に住んでいる?休暇はどう過ごす?どんな朝食を食べる?
といったテーマでみんなで会話をする。
こんな時、私がクラスメイトにとっての日本代表になってしまうのだが
意外とみんな、日本についての知識を多少なりとも持っていることに驚いた。
「東京の家ってすごく小さいんでしょ?でもすごく高い」
「寿司を手で食べるんでしょ?」
「えーっとKARAOKE?」
とにかく「Sushi」というだけで結構盛り上がる。そして色々質問される。
「東京に住んでると、東京以外で友達を作るのが難しいんじゃない?」
「Non lo so」知らんがな
「日本人は13という数字が嫌い?」(ヨーロッパでは不吉な数字?)
「13についてはよくわからないけど、日本で「4」は死と同じ音だから嫌われる。」
「じゃあビルでは4階は何て言うの?」
「え、、、4(quattoro )」
多分4に変わる別の言葉があるはずだと思われていたのだろうが、私のボキャブラリーでは4には二つの音があって「よん」は大丈夫で、、、病院では404号室は無くて、、、などと説明することは出来なかった。
Nicolo「イタリアの朝食は甘いものを少し食べるけど、日本はどう?」
私「si mangia il riso, zuppa di miso, l'uovo ...e il pesce crudo!」
米、味噌汁、卵、それと焼き魚を食べます!
Nicolo「il pesce crudo?? crudo??」
私「Si crudo!」
この時私は「焼き魚」と言っていたつもりだったが、実際は「ナマ魚」と言っていた。
まあいいか、、、Sashimi も和食だし、、、。
そして今日は、イタリア料理(地中海料理)がユネスコ無形文化遺産であり、その理由はその食生活によってイタリアが長寿の国であるから、というテーマで話した。
Nicolo「日本もそうだね、イタリアと日本が長寿の国一位二位になっているよね」
クラスメイトHans「日本人はすごく働くじゃない?それなのにどうして長寿なの?」
私「えっっ、、、私たちはよく魚、野菜、豆を食べるから」
(これを伝えるだけで5分くらいかかっている)
後から医療の質や保険制度についても思いついたが、やはり私のボキャブラリーでは伝えることが出来なかった。
保険制度や現在の若者の食生活について簡単にまとめたから、明日Hansに伝えよう。